NapsNagsは、ドル円専用のアノマリーEA(エキスパートアドバイザー)と呼ばれる自動売買システムです。このシステムは、スキャルピングという短期的な利益確定を狙う戦略を採用しています。
日本時間の早朝に取引を行い、上窓が発生した場合に売りでエントリーします。複利運用やスプレッドフィルターなどの機能があります。
日本時間の早朝とは、このEAは日本時間の午前5時から午前8時までの間だけ取引を行うということで、この時間帯は欧州市場が開く前で、相場の動きが小さく安定していることが多いです。
上窓とは、前日の終値と翌日の始値の間に価格差があることを言います。上窓が発生すると、相場はその差を埋める傾向があります。
このEAは、上窓が発生した場合に、その差を埋める方向に売りでエントリーします。例えば、前日の終値が110円で、翌日の始値が110.5円だった場合、このEAは110.5円で売り注文を出します。そして、相場が110円に戻ると利益確定します。
複利運用とは、このEAは利益を再投資して資金を増やすことができるということです。例えば、初期資金が10万円で、1日に1%の利益を出した場合、次の日の資金は10万1000円になります。
そして、その資金で1%の利益を出した場合、次の日の資金は10万2010円になります。このように、利益を積み重ねていくことで、資金が増えていきます。
スプレッドフィルターは、このEAはスプレッドが広がりすぎた場合に取引を行わないことです。スプレッドとは、売値と買値の差のことで、取引にかかるコストになります。
スプレッドが広がると、取引に不利になる可能性が高くなります。このEAは、スプレッドが設定した値よりも大きくなった場合に、取引を中止します。
上窓が発生とは、株価チャートのローソク足とローソク足の間に上方向に空間ができることを言います。これは、市場が休みの間に買い注文が集まり、前日の終値よりも高い価格で取引が始まったことを示しています。上窓が発生すると、相場の勢いや流れが変わる可能性があります。
上窓が発生する要因としては、以下のようなものが考えられます。
・好決算や上方修正などの好材料が発表された。
・予想外の政治的な出来事や天災などが起こった。
・中小企業が日本を代表する大企業と資本業務提携をした。
上窓が発生した後の値動きとしては、以下のようなパターンがあります。
・上窓を埋める(空間を埋める方向に値が動く)ことが多い。
・上窓を埋めた後に反発することがある。
・上窓が大きいほど、埋めるのに時間がかかることがある。
スプレッドとは、売値と買値の差のことで、取引にかかるコストになります。スプレッドが広がると、取引に不利になる可能性が高くなります。
このEAは、スプレッドが設定した値よりも大きくなった場合に、取引を中止します。スプレッドフィルターの値は、パラメータで変更することができます。初期値は10.0 pipsになります。
この機能は、市場の流動性が低い時間帯や、重要な経済指標の発表時などに有効です。
複利運用とは、元本に利息を加えて運用し、利息が利息を生む効果のことです。NapsNagsでは、複利運用をするかしないかを選択できます。複利運用をする場合は、以下のパラメータを設定する必要があります
複利ロット計算基準
複利運用時のロット数を計算する基準となる金額です。余剰証拠金、有効証拠金、口座残高のいずれかを選択できます。
複利運用時ロット (100万円あたり)
複利ロット計算基準の金額が100万円のときのロット数です。この値に応じて、ロット数が増減します。
例えば、複利ロット計算基準を有効証拠金にし、複利運用時ロット (100万円あたり)を1.0にした場合、以下のようにロット数が変わります。
有効証拠金が100万円のとき、ロット数は1.0
有効証拠金が150万円のとき、ロット数は1.5
有効証拠金が225万円のとき、ロット数は2.25
このように、複利運用をすると、利益が増えるにつれてロット数も増えるため、より大きな利益を得ることができます。ただし、リスクも高くなることに注意してください。
NapsNagsの動きをまとめ
日本時間早朝に取引を行います。
土曜日早朝は窓リスク回避のためエントリーしません。
取引停止日は12月25日、1月1日~1月4日となります。
月曜日は50pips以上の上窓が発生した場合に売りでエントリーします。
ただし、スプレッドが大きすぎると、スプレッドフィルター機能によりエントリーしない場合があります。
公式サイト↓
NapsNags
2023年11月と12月の月別損益
2024年1月の損益
NapsNagsの収益は、リアルトレードでも安定しており、2024年2月26日時点で、約250,000円の収益をあげています。
バックテスト期間は2019年1月から2021年12月までの3年間で、その間に約2000回のトレードを行っています。これは、トレード回数が多く、信頼性が高いことを意味します。
平均利幅は約4.5pips、平均損切り幅は約6.5pipsと、利幅よりも損切り幅の方が大きいです。これは、勝率が高いことを意味します。
実際に、勝率は約80%と非常に高く、総収益は約240,495円で月間平均利益も安定しています。
ドローダウンは約10%と、リスク許容度は低めです。これは、損失が大きくなる前に早めに損切りすることを意味します。
以上のことから、NapsNagsは勝率が高く、安定した利益を出せるEAと言えます。
ただし、スキャルピング型のEAなので、スプレッドやスリッページに注意する必要があります。
また、ファンダメンタルズの影響を受けやすいので、重要な経済指標の発表時などはEAの稼働を停止することをおすすめします。
公式サイト↓
NapsNags
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