
「Four_Requirement(フォー・リクワイアメント)」という自動売買システムは、「WPR」「RSI」「ATR」「Stoch」という4つの理論を組み合わせ、長期的に利益を積み重ねることを目指すEAです。
このシステムでは、最大で1つのポジションしか保有せず、ナンピンやマーチンゲールなどの追加取引は行わず、それによって過度な証拠金やレバレッジは必要ありません。
通貨ペアや時間足に特定の制約はなく、また、パラメーターについても柔軟に変更できるため、ユーザーはシステムを自由にカスタマイズすることが可能です。
このシステムは、利益を期待するだけでなく、「1分足」で運用すればほぼ毎日1~3回の取引が可能であり、そのため「トレードバック系」のキャンペーンにも適しています。
詳細は↓
Four_Requirement
エントリーのタイミングは、「WPR」「RSI」「Stoch」の指標がエントリーシグナルを示し、「ATR」の指標が低水準である時点です。この時、相場はまだ大きく変動していない状態に参加することを意味します。
決済のタイミングは、「RSI」「Stoch」の指標が決済シグナルを発したとき、または設定した利益確定や損切りラインに達したときです。
この自動売買プログラム(EA)は、相場の反転を狙いつつも、長期的なトレンドも考慮しています。したがって、相場の底や天井を捉えるのではなく、トレンドに沿った反発を狙います。これにより、相場が急激に変動するリスクを低減します。
また、このEAはポジションを短期間で解消します。ポジションは数分から最長で3日程度で決済されます。週末にはポジションを保有せずに決済されます。これは週明けに相場が突如変動する可能性があるため、そのリスクにも対処するためです。
WPR(ウィリアムズ%R)は、過去の最高値と最安値の範囲における現在の価格の位置を示すオシレーターです。-100から0の値をとり、-20以上は買われ過ぎ、-80以下は売られ過ぎの状態を表します。
RSI(相対力指数)は、値上がり幅と値下がり幅の比率から計算されるオシレーターです。0から100の値をとり、70以上は買われ過ぎ、30以下は売られ過ぎの状態を表します。
ATR(平均真の値域)は、価格の変動幅の平均値を示すインジケーターです。高い値はボラティリティが高いことを意味し、低い値はボラティリティが低いことを意味します。
Stoch(ストキャスティクス)は、過去の最高値と最安値の範囲における現在の価格の位置を示すオシレーターです。0から100の値をとり、80以上は買われ過ぎ、20以下は売られ過ぎの状態を表します。
これらのインジケーターは、トレンドやボラティリティ、オーバーボートやオーバーソールドの状態などを判断するのに役立ちます。
しかし、それぞれのインジケーターには長所と短所があり、単独で使うよりも、他のインジケーターや分析手法と組み合わせることで、より効果的な取引判断ができます。 |
「Four_Requirement」は、1分足のEUR/USDを推奨しています(テスト結果も同様です)が、パラメーターの設定によってはUSD/JPYやGBP/USDでも利益を上げられる可能性があります。
どの通貨ペアを選択するにしても、適度なボラティリティが期待でき、スプレッドが狭い通貨ペアを選ぶことが望ましいです。
指値設定
指値設定とは、あらかじめ決めた価格で注文を出すことです。指値設定をすると、相場がその価格に達したときに自動的にエントリーまたは決済が行われます。
指値設定をするメリットは、自分の思惑通りにトレードできることや、相場の急変に対応できることです。指値設定をするデメリットは、指値の価格に相場が到達しない場合は注文が約定しないことや、指値の価格に相場が到達したときにスリッページが発生する可能性があることです。
トレーリング設定
トレーリング設定とは、利益が一定の幅以上になったときに、損切り注文の価格を自動的に利益確定の方向に動かすことです。トレーリング設定をすると、利益が拡大する可能性が高まりますが、逆に相場が反転したときに利益が減少する可能性もあります。
トレーリング設定をするメリットは、利益を最大化できることや、相場の動きに応じて自動的に損切り注文を調整できることです。
トレーリング設定をするデメリットは、相場のノイズに引っかかって損切り注文が発動することや、トレーリングの幅を適切に設定するのが難しいことです。
時間決済
時間決済とは、エントリーから一定の時間が経過したときに、ポジションを自動的に決済することです。時間決済をすると、時間的なリスクを回避できますが、逆に相場が有利に動いたときに利益を逃す可能性もあります。
時間決済をするメリットは、時間的な制約を設けることでトレードの計画性を高めることや、時間外の相場の変動に巻き込まれないことです。
時間決済をするデメリットは、時間的な制約によって利益の機会を失うことや、時間決済のタイミングを適切に設定するのが難しいことです。
以上の3つの機能により、自分のトレードスタイルや相場環境に合わせて、注文や決済の方法を柔軟に変更できるということです。これらの機能を使うことで、トレードの効率や精度を向上させることができます。
・EAのデフォルトパラメーターは、現在の市場状況に適合するよう最適化されています。
・バックテストは過去15年分のデータを用いて実施されていますが、これらのパラメーターは現在の相場状況とは異なることがあり、そのため参考にする際は注意が必要です。
・パラメーターの変更可能な要素は可能な限り残しておりますが、一部は流出を防ぐために隠蔽されていることがあります。
・半年から1年ごとにヒストリカルデータを用いてパラメーターを最適化することで、より高い勝率を実現できる可能性があります。
MagicNumber(マジックナンバー):この設定は、「1ポジションに対して1回の決済」を行うEAですので、通常は変更する必要はありません。ただし、複数の通貨ペアで使用する場合は調整してください。
Lots(取引ロット):取引量を変更可能です。
Slippage(許容スリッページ):設定したスリッページを許容します。
SpreadFilter(スプレッドフィルター):設定したスプレッド以上にスプレッドが広がった場合、エントリーを制限するフィルターです。
Spread(スプレッド):スプレッドフィルターが作動する閾値で、「1」は「1pips」を表します。
TakeProfit(利益を確定する目標値):利益確定の数値をpips単位で設定します。
StopLoss(損失を制限する目標値):損失制限の数値をpips単位で設定します。
ExternsOpenIndicator(エントリー時の指標値):エントリー時に使用する「WPR」「Stoch」「RSI」「ATR」の値を調整できます。
ExternsOpenValue(エントリー時のフィルター):エントリー時の指標値を設定します。
EcternsCloseIndicator(決済時の指標値):決済時に使用する「Stoch」「RSI」の値を調整できます。
ExternsCloseValue(決済時のフィルター):決済時の指標値を設定します。
2023年11月と12月の収益
2024年月別損益
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Four_Requirement
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