アノマリーマスターEAは、米ドル/円(USDJPY)専用でワンポジション型のデイトレードタイプの自動売買システムです。
仲値トレードをベースとした4つのロジックで構成されており、独自の特殊なフィルター搭載して危険な状況下ではエントリーが行われないようになっています。完全放置での運用が可能で、EA初心者の方でも安心して使用することができます。
2006年から年単位での負けがなく、月単位での勝率は80%を超えているという高いパフォーマンスを誇ります。過去16年のバックテスト結果から、1ポジション型のデイトレードEAという性質上、短期間での大きな利益を狙うよりも、長期的な視点での運用が向いています。
アノマリーマスターは、4つのロジックを搭載しています。仲値トレードとは、日本時間の9時55分に東京外国為替市場で発表される、ドル円の公式レート(仲値)に関連して、価格変動を利用して短期的に売買する手法です。
ロジック1:ゴトー日の仲値トレード
ゴトー日とは、毎月5日、10日、15日、20日、25日のことです。この日は、輸入企業などのドル買い注文が多くなると考えられるため、ドル円の需給バランスが崩れて価格が上昇します。
このロジックは、ゴトー日の仲値決定前にドル円を買っておき、仲値決定後に売り決済することで、利益を得ることを狙います。
ロジック2:週末の仲値トレード
週末とは、金曜日のことです。この日は、輸出企業などのドル売り注文が多くなると考えられるため、ドル円の需給バランスが崩れて価格が下落します。
このロジックは、週末の仲値決定時にドル円を売っておき、その後に買い決済することで、利益を得ることを狙います。
ロジック3:月末の仲値トレード
月末とは、毎月21日から月末までの期間です。この期間は、海外で稼いだ利益を国内に送金するためのドル売り注文が多くなると考えられるため、ドル円の需給バランスが崩れて価格が下落します。
このロジックは、月末の仲値決定時にドル円を売っておき、その後に買い決済することで、利益を得ることを狙います。
ロジック4:年末年始の仲値トレード
年末年始とは、12月25日から1月5日までの期間です。この期間は、海外で稼いだ利益を国内に送金するためのドル売り注文が多くなると考えられるため、ドル円の需給バランスが崩れて価格が下落します。
このロジックは、年末年始の仲値決定時にドル円を売っておき、その後に買い決済することで、利益を得ることを狙います。
アノマリーマスターは、上記ののロジックで構成されたUSDJPY専用のEAですが、危険な状況下ではエントリーを行わないようにするために、独自のフィルターを搭載しています。
年始フィルター
年始は市場の流動性が低く、価格変動が大きくなる可能性があるため、年始にはエントリーを行いません。
スプレッドフィルター
スプレッドとは、売値と買値の差のことで、取引コストになります。 スプレッドが高いときは、取引に不利な状況となるため、スプレッドが一定の値を超えるとエントリーを行いません。
スリッページフィルター
スリッページとは、注文した価格と約定した価格の差のことで、取引に影響を与えます。 スリッページが大きいときは、取引に不利な状況となるため、スリッページが一定の値を超えるとエントリーを行いません。
アノマリー投資は、ファンダメンタル分析やテクニカル分析には該当せず、説明の難しい価格の変動を利用する投資スタイルです。
従来の投資理論では説明できない価格の変動がありますが、一定のパターンで繰り返され、将来も同様の条件で発生する傾向があるため、テクニカル分析に近いとされいます。
アノマリーが広まる理由は、その多くに理論的な根拠がないものの、投資家が信じるようになるとその影響が高まります。
アノマリーが拡散するのは、これらの価格変動をうまく利用すれば市場平均を超える成果を期待できるからです。
実際、いくつかのアノマリーには一定の需要や供給要因など、ある程度の説明が可能なものもあります。
人間の行動や心理を考慮すると、その要因が見えてくることもあり、全てを根拠のない手法と断言することはできません。
投資家は、合理的な説明がないからといってアノマリーを無視するわけではありません。
アノマリー投資家は、市場のサイクルが一定の法則に基づいて繰り返されると信じます。過去のデータや傾向、季節性に基づいて、アノマリーに注目し投資を行います。
2023年 月別損益
・OANDAJAPAN東京サーバーとの組み合わせで使用しています。 9ヶ月ほど運用してきれいな右肩上がりとなっています。 負け方もよい。 文句なしの一軍EAです。
・運用を始めてもうすぐ2年になりますが、安定した利益を出してくれているEAです。取引回数はそれほど多くはないので物足りなく感じる部分もありますが、安心して運用を続けることができています。定期的なバージョンアップもされており、信頼感もあります。
・20万円を許容できる最大ドロップダウンと考えていますが、早くも2か月で達成しそうです。
いわゆる往復ビンタで負けるパターンが多いです。2023年の2,3月は勝率3割以下です。
・一般的な仲値EAと違い、月末メインのアノマリーEAだと思うのですが、ロジックの優位性は高くかなり安定した収益を出してくれています。
・他の仲値EAとトレードが違う時があるので、他EAと組み合わせることができます。リアルトレードでも乖離がなく、実際に利益が出ているので信頼できます。
・運用を始めて数ヶ月が過ぎますが、取引回数は少ないですが、成績も好調で安定していてメインEAで運用中です。休日に取引しないバックテストが長期(2006年〜)安定や出品者さんがリアルトレードを公開しているリアルトレード実績がある事などから購入して正解でした。
・年の瀬というのはやっぱり動きも怪しくなるようで、年末に連発して負けのオンパレードでした。とはいえ、2022年当初からの取引で良い感じに取り返してるので、このまま続いて欲しいところです。なんだかんだで私の手元ではメインに昇格した稼ぎ頭です。
・2021年9月はテーパリング(中央銀行が量的緩和策による資産買い入れ額を徐々に減らしていくこと)前のせいか、相場が合わず負けていますが、先月まではかなり高い勝率で稼いでくれました。アノマリー系なので長い目で見ていきたいと思います。
・アップデートで複利機能搭載されました。
・最大ドロップダウンになったら潔くシステムトレードから撤退しようかと思います。
詳細は↓
アノマリーマスター
アノマリーマスターEAは、4種類の仲値トレードを行うアノマリーEAです。2021年4月にリリースされてから、多くのユーザーに利用されています。
バックテストの結果は、過去16年で80万円の利益を出し最大ドローダウンは5.34%、と安定しています。フォワードテストの結果も、リリース後から11.1%の収益率を達成し、最大ドローダウンは5.03%と良好です。
平均利益は1,500円前後で、平均損失よりも高く、リスクリワードレシオは1以上です。
月間の取引回数は平均10回ほどで、仲値・ゴトー日ロジックが入っているため、月末にかけて取引が多くなります。
特殊なフィルターを搭載しているため、危険な状況ではトレードしないので完全放置が可能です。
オススメの業者はOANDA JAPANで、VPSを使うとパフォーマンスが上がると言われています。
以上のことから、アノマリーマスターEAは、仲値トレードに特化した安定したEAと言えます。
ただし、月間や年間での損益にはバラつきがあり、直近ではドローダウンが発生していることに注意が必要です。また、設定や資金管理にも気を付ける必要があります。
詳細は↓
アノマリーマスター
同じカテゴリー「ゴゴジャン」の一覧
金(GOLD)は、古くから安全資産として世界中で取引されてきた貴重な貴金属です。 FX市場では、米ドル建てGOLD(XAUUSD)として取引され、株式や債券とは異なる値動き […]
鹿児島EA<AUDNZD版>KagoshimaEAは、AUD/NZD通貨ペアに特化した自動売買システム(EA)です。 通貨ペア A […]
buffalo USDJPY_M5は、長期トレンドを追いかけつつ、短期トレンドが発生した際にエントリーを行い、短期トレンドの終了を示唆するサインが出たら利確を行います。 & […]
TSM_system_USDJPYはパーフェクト・オーダーなどを活用して、一般的な市場の動きに基づいて利益を目指す設計がされています。 収益性が […]
SNB_system_USDJPYは、時には順張り、時には逆張りの裁量トレード的な仕様です。 始値動作やナンピン・マーチンゲール戦略を戦略を使用せず、複利機能 […]