どのようなEAを選べばよいのか?
売買を行うプログラムは。特定の局面では有効であっても、状況が変わると有効性を失うことがほとんどであり、持続的に結果を出し続けるのは難しいです。
常に有効なプログラムであるためには、常に情報をアップデートして、プログラムの開発者などがプログラムをバージョンアップできるようなEAを選ぶべきです。
EAを稼働してから後も、開発者のサービスを受けれることが信頼できるEAだと言えます。そのことが前提で以下の条件を確認してください。
市販のEAはロジックを公開するとアイデアが盗まれてしまうため、ロジックは非公開のものがほとんどです。いくつかは可能な範囲で公開してくれるものもあります。そのロジック相場の優位性を狙おうという意図がうかがえます。
このように合理的なロジックの説明があるかどうかを確認しましょう。その意図が感じられず、あまりにもきれいな収益曲線を描くようであれば、過剰適最化している可能性があります。
ナンピンとマーチンゲールを組み合わせた、「ナンピンマーチン」というロジックのEAがあります。ナンピンとは、ポジションを買い建てたとして、その後レートが逆行したときには買い下がって建玉を増し、平均取得単価を引き下げることを言います。
一方のマーチンゲールとは、レートの逆行時に、次のエントリーするロット数を2倍、それでも逆行したときに次にエントリーするロット数を4倍に、さらに、それでも逆行したときに次にエントリーする場合、ロット数を8倍に・・・というように、「エントリーするごとにロット数を倍々していくルールで運用すること」を指します。
これを組み合せることで、レートの逆行時は含み損に耐えながら建玉を増し、順行したときに一気に利益を得ることができる仕組みです。
一見、優秀な戦略のように見えますが、「いつか破綻する」性質を兼ね備えています。一方通行の相場にでくわしたときには、ロスカットに追いこまれてしまいます。上級者でないと扱うのが難しいと言えますし、高確率で破綻するロジックになります。
例外的に適応的戦略型ナンピンシステムは高収益をあげています。このシステムはマーチンゲールは一切使わず、単純なロジックではなく、相場環境に合った最適なアルゴリズムを組み込んでいます。適切な回数のエントリーをすることで高収益をあげるナンピンシステムです。
勝率が高くても、損大利小になる設計だと、安定して稼ぐことが難しいです。コツコツと積み上げた利益を1回の損切りで吹き飛ばしてしまようなタイプのEAは、たくさん存在します。
平均利益と平均損失のバランスを確認して、どんな勝ち方、どんな負け方をするのか、イメージしておく必要があります。
重要なのは、実際の本物のトレード結果が公開されているかどうかです。これは必ず本物かどうかは検証しなければなりません。(検証ソフトを使って検証する。)
また、少なくと3か月、できれば半年以上のフォワードテストが公開されていれば、バックテストとの比較に用いることができます。開発者の自信の表れでもあります。
以下の公式に当てはめるて、比較することで。EAが優秀かどうかを簡単に判断できます。
「勝率×平均利益」÷「敗率×平均損失」
数値が大きければ大きいほど由集なEAだと言えます。
バックテストやフォワードテストなど専門的なことががわからないFX初心者が稼げるEAを見つけるポイント
過去1年以上の運用実績が見れることで、どのくらい利益が出ているか具体的にわかるので、利用者側もかなり安心できる。
利用者が1000名以上いて、長期的に継続できているということは、間違いなく稼いでいるEAである。稼いでいないEAには人は集まらないからだ。
そのEAの利用者達がわからないことや、不安に思っていることに対応してくれるコミュニティやチャットワークなどがある。経済指標などのアナウンスがあり、その対策にもアドバイスがある。
EAを扱う上でのトラブルを解決できるサポートは絶対に必要であるからだ。
FXの相場に精通している者でなければ、EAを開発することができない。また、EAのプログラムを相場状況によってアップデートすることが可能である。
同じカテゴリー「FX-EA 基礎講座」の一覧
FXではレンジ相場よりもトレンド相場の方で利益を多く出す傾向があります。ユーザーとしては、トレンド時を意識したエントリーが必要です。そのためにはトレンド方向の見極め、エントリーのタイミン […]
FX-EAを稼働する前の注意するポイント バックテスト EAの開発では、理想として存在するすべての期間のデータを使ってバックテストを行い、右肩上 […]
どのようなEAを選べばよいのか? 売買を行うプログラムは。特定の局面では有効であっても、状況が変わると有効性を失うことがほとんどであり、持続的に結果を出し続けるのは難しい […]
トレードの優位性とは、それを利用して利益を狙う手法です。これには、テクニカル分析による値動きによる優位性、また企業活動の結果として相場が動く際の値動きによる優位性です。 & […]