FXシステムトレードの基礎用語を理解することで、お話も理解しやすいと思いますので説明します。
自分の資金を証券会社に入金し、実際の取引をすること。
仮想の資金でトレードを行うこと。リアル口座とは別に、練習用のデモ口座を用意します。ここでの勝負は、自分の資金には影響はありません。リアルトレードを始める前に、デモトレードで練習することが重要です。
買い注文、売り注文を出すこと。FXでは、買い注文を出してから売る、売り注文を出してから買う、というように取引をします。
エントリーをして、決済をせずにその状態を維持していること。ある通貨を売っている状態を売りポジション、ある通貨を買っている状態を買いポジションと言います。
持っているポジションを決済すること。エントリーで始まり、必ずエグジットで終わります。
ある通貨を買うこと。
ある通貨を売ること。
損であることを承知で決済をして取引を終えること。早めに手を打って損失が大きくならないように防ぐこと。ロスカットのこと。
持っているポジションを決済して、利益を確定すること。
ポジションを決済せずにそのまま持っておくこと。
相場の流れのこと。ある通貨がどんどん買われて価値が上がっていることを上昇トレンドと言い、逆にどんどん売られて価値が下がっていることを下降トレンドと言います。トレンドは一度発生すると、しばらくその状態を保ちます。
トレンドが発生せず、相場が横ばいの状態で推移していること。
為替が変動するときの最小値幅の単位を1pipsといいます。米ドルと円の間では、1pipsは0.01円(1銭)となり、FXでの勝ち負け表すときは「1000pips」勝った、負けたといいます。
上昇トレンドのときに一時的に調整されて価格が下落するポイントのこと。
押し目のときに、その後上昇を見込んで買いポジションをとること。
押し目の逆で下降トレンドの中で一時的に価格が上昇すること。
戻りのときに、その後の下落を見込んで売りポジションをとること。
トレードをするときに、どれくらいの資金で取引するかという表します。通常は1ロットは1万通貨を表します。日本円を1ロット言えば、10万円になります。
様々な国の政策金利や経済指標、景気の動向を、ニュースなどの情報で分析する方法です。
為替レートをグラフにした「チャート」というものを使用した分析です。ローソク足(相場の値動きを時系列で表したもの)の並び方だけで分析する方法やチャートにいろいろな線を追加して分析する方法があります。
FXシステム(EA)の成績を数値化する場合EAの成績は次のように表します。
勝ったトレードの回数÷全体のトレードの回数
勝率が高いのは良いEAと考えがちですが、実はそうではありません。ロジックによって適正な勝率水準が変わるため、あまり重視すべき要素ではありません。
=「勝ったときの平均利益÷負けたときの平均損失」
勝ったときの平均利益=利益の総額÷勝ちのトレード回数
負けたちきの平均損失=損失の総額÷負けのトレード回数
リスクリワードの数値が大きければ損小利大、小さければ損大利小の目安になります。リスクリワードは、勝率の影響を受けます。
(PF)=総利益÷総損失
1.0が損益分岐点で、それより小さければ負けている、大きければ勝っていることを示します。「PF」と略して表記することがあります。
1回当たり、そのトレード手法でいくら儲かるのか。
期待値=「獲得純利益」÷「トレードの回数」
1トレードで獲得できるであろう損益の期待値です。トレードの時間が短くなると数値は小さくなり、長くなると数値は大きくなります。
トレードを行ってきた中で1取引の損失がそのときの総資産に占める割合(%)を示したも値
EAを選ぶ目安として、この割合が15パーセント以内が良いです。ドローダウンの耐性は、資金量によって変わります。「DD」と略して表記することもあります。
「純益÷最大ドローダウン」で求めます。数値が大きいほど、リスクに対して見込める利益が大きくなります。2.0以上が適正な目安になります。
例えば、1年の間で「2」という数値ならば、1年に2回、最大ドローダウン(DD)から回復できるという計算になります。最大DDから半年で回復できることを表します。
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