FXではレンジ相場よりもトレンド相場の方で利益を多く出す傾向があります。ユーザーとしては、トレンド時を意識したエントリーが必要です。そのためにはトレンド方向の見極め、エントリーのタイミングを習得しましょう。
相場の方向を読むにはダウ理論にある「トレンドは明確な転換シグナルが現れるまで継続している」で判断していきます。ここでいう「明確な転換シグナル」とは、上昇トレンドであれば、ひとつ前の安値を切り下げることを示し、下降トレンドの場合であれば、ひとつ前の高値を切り上げることを示します。
上図で説明すると、安値1<安値2<安値3をもってこの間は上昇トレンドであるが、安値3>安値4になった時点でこのことがトレンド転換シグナルになり上昇トレンドが終了のサインになります。
上昇トレンドの終了から次の高値3>高値4>高値5をもってこの間は下降トレンドになります。次に上昇トレンドの転換シグナルになるとすれば、高値5<高値6となる高値6が現れた場合です。
このようにして、トレンド方向を判断します。大きな流れのトレンドを見るために、日足チャートなど大きな時間軸で方向を見極めて、30分チャートなどの小さな時間軸でエントリーする場所を探します。
主要なトレンドがを捉えた方向の順張りでエントリーすれば、高確率・高利益が期待できます。
上昇トレンドであれば、赤色〇のタイミングで買い、下降トレンドであれば、黄色〇で買いのエントリーすればよいということです。
ブレイクアウト後の第2波を狙う
ブレイクアウトの第1波を狙ったトレードをするとだましに合う頻度が高いです。これは第1波の後に起こるリターンムーブ(ブレイクと見せかけてレンジ方向にもどること)というもので、第1波は様子を見て、第二波が来た時にをエントリーを狙う手法です。上図でいうと、×点ではなく〇でエントリーする方が良い。
ビルドアップ後のブレイクアウト
ビルドアップとは上図のオレンジ色の部分で、ブレイク直前に売買が交錯するため、小刻みに上下する状態をいいます。ここでは、エネルギーがたまった状態なのでその後、一気に上昇(急激なブレイクアウト)になるケースが多いので赤丸でエントリーします。
この2つは、高確率・高利益が期待できます。
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